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初出:2008年7月13日 22:29

思えば6月10日から7月11日は、本っ当に長い一ヶ月だった。情報がほとんど出てこないのはアップルならでは、と言う人もいるけど、今にしてみても、それはやっぱりよろしくない! 僕もね、今回は振り回せれた典型の人でしたから、何度「いい加減にしやがれ!」と思ったことか。まずは、今回の顛末を時系列で記録しておきましょう。

6月10日
WWDC 2008での発表をリアルタイムで見て、昼には三茶のソフトバンクショップに予約を入れました。三茶にはショップが二軒あるんですが、茶沢通りのショップは端から予約不可だったので、世田谷通り沿いのショップに行きまして、16GBの白モデルを予約。順番は19番目でした。

6月23日
2ちゃんを中心に「パケ放題込みで月額10,000円超え」なんて数字がまことしやかに噂されてましたが、当然そんな価格になるわけもなく、ソフトバンクから月額7,290円と発表されたときは、予想通り!っと膝を打ったもんです(希望的予想では6,500円とかだったんだけど)。端末代込みでも月額1万くらいで、auの利用料より安い。「2年で20万円のお高い端末」なんてネガキャンもありますが、携帯なんてマトモに使えばみんなそんなもんでしょう。

6月末
次なる皆の話題は、初日に入手できるのか? 日本に何台入ってくるのか? ここは本当に予想がつかないところで、未だに初回入荷が何万台だったのか分からないでしょ? 予約は強制キャンセルの指令が出たとか、16GBモデルは7月末にずれ込むだとか、これまたいろいろな噂が絶えず流れてました。でも、16GBモデルが遅れるってことはあり得ないですよ。だって、そんな噂が流れているの日本だけなんだから。しかし、何台入荷するのか、7/11当日になるまで確証がないというのは事実だったわけで、店によっては16GBモデルが入ってこなかったところもあるから、そういう店の話が、ネットに乗っかると「全国で出荷延期」と膨張しちゃったんでしょうね。

7月1日
当初、三茶のショップからは「7月になれば状況が見える」と言われていたので、問い合わせてみるものの、入荷数はまったく確定にならない。だんだん不安になりながら、7月1日、ランチしに経堂まで行ったとき、とあるソフトバンクショップの店頭に「iPhone予約受付中」というポスターが。ブラリと入って聞いてみたところ、20番目の予約になるとのこと。他はもう100件規模の申し込みがザラでしたから、このタイミングで20番目というのは、かなり少ない。保険ということで、ここでも16GB白モデルを予約しておいたわけです。

7月8日
いよいよ週も明け、iPhone発売の週となったわけですが、最初に予約した三茶の店から予約強制キャンセルの連絡が。なんでも、入荷台数がまったく分からないままなので、一旦すべてキャンセルして、当日の先着順に切り替えるとのことでした。慌てて、経堂の店に確認を取ったところ、そちらはキャンセルしないとのこと。さて、いよいよもって表参道に並ぶのが現実的になってきました。

7月9日
発売日の数日前から、ちょくちょく表参道店の対面にある会社へ打ち合わせに行っていたので、早くも並んでいる行列とかも様子見してました。いくらなんでも彼らのようなモチベーションは無い。でも、少なくとも前日の夜から並ばなければ、確実に入手は無理だろう…と考え倦ねていたところで、神の祝福! 経堂のお店から、16GB白モデルを確保できたという一報が入りました。初日の12時から開通処理ができるので、そこで来店してほしいとのこと。はい、もう、行きます、行きますとも。

7月10日
2008/7/10 表参道 iPhotoの行列虎ノ門での打ち合わせの後、表参道の様子を見に行きました。夕方6時の時点で、列は代々木体育館のほうへ伸び始めており、これは夜中から並んでも怪しいんじゃないの?って状況。案の定、夜中の4時過ぎの段階で、初日販売分は打ち切られることになります。




7月11日
ただ、一度は表参道に並ぶことも決意した身としては、なんとなく記念のお祭りに参加したいという気持ちもあるわけで、当日は4時に起床し、そのまま三茶のショップへ。茶沢通りのほうは、なんとこんな張り紙が…。

2008/7/11 三茶 茶沢通り店のiPhone張り紙

スゴイね。朝5時にこの張り紙ってことは、前日から並んでいる人がいて、整理券はド深夜に配ったんだろう。んなわけないじゃん。この店、イマイチ信用ならず。

で、そのまま世田谷通りのショップに行くと、1名すでに並ばれていました。もちろん確保済みの身としては、ここで帰るのも可能なんだけど、やっぱり並んじゃったんですね。店が開くまで後5時間。途中で帰るわけにも行かず、携帯電話で2ちゃんのiPhone関連スレを眺めながら、それだけだと飽きるので、初代iPhoneに入っている水曜どうでしょうを見ながら時間を潰しました。でも不思議なもんで、iPhoneの行列の中、iPhoneで動画見ているけど、誰も周りは気がつかないんですな。これなら購入後に電車とか乗っても、あまりジロジロ見られることもないと確信。

で、結局4時間並び、列も40名ほどに伸びたところで、友人に「iPhone、手に入れられます? あ、そうですか。今、三茶に来れば確実にゲットですよ」と電話して、整理券はその方に譲りました。iPhone仲間は一人でも増えたほうがいいんです。そのほうが電話代気にしなくて済むから。

家に帰り、首都圏の販売状況をネットでチェックしながら12時を待ち、そのまま経堂へ。並ばざる者は買えず…という騒乱を考えると、この店で初日に確保できたことはラッキーとしか言いようがない。店員さんに何度お礼を言ったことか。契約を進める中、店員さんといろいろ話をしてたところ、経堂のショップはソフトバンクショップとカフェが一体化した店で、普通のソフバンショップとは一風変わった雰囲気なので、意外と予約も多くなかったとのこと。あと、7月2日には、噂に出てたショップスタッフ向けの説明会が確かに行われていたそうです。

契約の最終段階として、USIMを本体に挿して第一段階のアクティベーションを行うわけですが、箱からiPhoneを取り出すときも店員さんが「私が開けてもよろしいですか?」と恐縮そうに確認し、こちらとしては、そこに拘りもないので「どうぞどうぞ」と。店員さんも初めて開けてUSIMを挿すので、ちょっと要領を得ないのは当たり前。そしてこっちはJailbreakする毎にUSIMを幾度も抜き差ししている身なので「はい、そこです。そこをこのピンで、グイっと押して…」なんて感じで最終段階がつつがなく進んでいきましたよ。

ただ、第一段階のアクティベーションが、ショップのPCではどうもうまく行かないらしく、自宅でもできるということなので、それは帰ってからの作業ということにして、お店での契約はすべて完了。この間、のんびりやって1時間という感じでした。

最後に店員さんが持っていた受付用紙をフと見ると「このお客様は少し優先してください」というメモ書きが。いやあ、感謝しようがありません…。で、それについて聞いてみると、「お客さんは何度かお問い合わせしていただいたので、優先させていただきました」と言われ、お恥ずかしい。さらに恐縮です…。で、自宅に戻って早速アクティベーション。この手順はまた別のエントリーで書きましょう。

購入後の感想も別のエントリーで書くとして、個人的には白を買って正解。なんでもスティーブ御大は白モデルが死ぬほど嫌いという話も耳にしましたが、彼の思想的好みはどうでもいい。白黒ツートンのiPhoneは、ツートン・スカ(第2世代のスカ)に通じるクールさがある、という私の思想的好みにはバッチリ合っているんです。

…とまあ、こんな感じで、喉元過ぎれば何とやらって話もありますが、今回の初日購入はたまたまラッキーだったという感じがしているわけです。東京は世田谷という地理的条件やフリーランスという立場もそこに加わる。そんなブランドものの限定商品を買う訳じゃないんだから、運とか立場とか、そんなのが作用してどうするんだいっと思います。それよりも、早めに情報を出して、地方の人たちも「買いたい!」と声を上げれば尊重され、平日に仕事がある人たちも夕方早めに行けば取り置きしておいてくれる。もちろん初回の台数はたぶん全国で数万台という限定的なものでしょうから、ネットで予約を吸い上げて市場の動向を把握するとか、次回入荷のアロケーションに活かすとか。ソフトバンクなんだから、アップルジャパンじゃないんだから、色々とやり用はあったでしょう。

これも噂の域を出ませんが、次回、潤沢に入荷されるのは8月中旬だとか。ま、何もかも完璧なドリームマシンじゃないことは、この2日間でよく分かったので、まだ買われていない方は初回組みの意見・感想を判断基準にしてみるのが良いと思います。

Googleさんは、この記事をこんな風に解釈しました
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